自分自身

新しいチャレンジへの心構え【3選】

どうも!こんにちは、1児の数学教師です。(^o^)/
今から限りある人生の過ごし方についての授業を始めたいと思います。

今年は新しいチャレンジをしようと思っています。
数年前に公立高校から国立大附属高校で働くことを決意し、それから夜間の大学院に通い、自己研鑽を積んできたと自負しています。

正直に言って、昼間は通常勤務をして勤務が終われば21時まで大学院で授業を受ける生活はかなりしんどかったです。
大学院の授業を受けるだけだとまだ何とか頑張れたかもしれませんが、私の通っていた大学院は学ぶことに加えて「勤務している学校の課題をどう解決するか」という実践研究(現場実習)が単位認定に含まれていたので、その実習がかなりしんどかったです。
周りの先生方も忙しく働いている中で、自分の実践研究に協力してもらわなければならないことの心苦しさがありました。

さらに、当然卒業論文を書かなければいけなかったので、最後の1年は学校での通常業務、大学院の授業、実践研究、卒業論文とかなり多忙な毎日でした。
それに勤務している学校が国立大附属高校ということもあり、年1回は教育研究会を開催し、地域の学校をはじめとして全国の学校に自分たちの学校で研究している授業を公開しています。
その年の授業発表者は私だったので、そのことも大変でした。
しかし、今年はそれらのことから開放されたので、かなり身軽に感じています。

孫悟空が天下一武道会で重い道着や靴を脱いで身軽になったような状態です。
日々の通常業務をこなすだけだと楽勝じゃないかと思っています。

ただ別の観点でみると「物足りない」という気持ちがあります。
そこで冒頭に書いたように新しいチャレンジをしようと思いました。

どんなチャレンジかというのは個人の特定につながるのでここでは伏せておきますが、家族の協力も必要なことです。
もし実現すれば私自身の人生においてもBIG3に入るレベルだと思っています。

私は15年以上公立高校の教師として数学を教えていましたが、そのときの働き方に疑問を感じ、国立大附属高校に転職しました。今まで偏差値40未満の学校から偏差値70以上の学校に勤務し、5000組以上の生徒や保護者と関わってきました。子育てや家族のありかたは本当に千差万別です。そういったことを考える中で

  • 教師として生徒との向き合い方
  • 自分の家族との向き合い方
  • 自分の人生との向き合い方

について考えさせられることも多く、「人生には限りがある」という当たり前のことを意識するようになりました。

私はもともと貧乏性でお金に対してケチケチしてるタイプでした。
しかし、結婚して子どもが生まれ、改めて自分の人生計画を見直した結果、家族で思い出を作ることにお金を使いたいと考えました。それからはお金の勉強をスタートし、ファイナンシャルプランナー、簿記などお金に関する資格を取り、NISAで投資をスタートさせました。
また夜間の大学院に通い、自分の教員免許を専修免許にパワーアップさせ、大学院卒の給与体系に移行することに成功しました。

  • 給与収入
  • 資格手当
  • お金の知識
  • 配当金

のバランスをとりながら、年々収入を増やすことに成功しています。

今回の授業のテーマは【新しいチャレンジへの心構え【3選】】についての内容です。

やらない理由さがし

冒頭でも紹介したように今年は新しいチャレンジをしようと思っています。

正直に言えば、家族計画や子どものことを考えるとチャレンジするタイミングはもう2~5年後の方がちょうどいいと思っていますが、ぶっちゃけ2~5年後のことってどうなっているかわかりません。

私は現在40代ですが、2~5年後になるとなにか新しい病気が見つかる可能性もあるし、体力も身体能力も今より減退しているでしょう。
子どもがある程度成長して家族計画的にも準備が整ったとしても、そのとき自分自身の心や身体が今と同じ気持ちかどうかはわかりません。
そもそも人間はやらない理由を探すのがとても上手いと思っています。

私は過去に勤務していた学校でボクシング部の指導をしていたことがあります。
私自身は中学校、高校を通じてのスポーツ経験はありませんでしたが、ボクシングという種目の特殊性を考えると生徒と一緒に取り組む方が生徒への指導やアドバイスがしっかりできるのではないかと考えたからです。

ボクシングの練習ってめちゃくちゃしんどいんです。
自分を追い込んで追い込んでっていうのを毎日続けます。
練習前のアップのRUNメニューからしんどいです。
(練習前のアップなのに)そのRUNメニューをしている姿を陸上部の生徒が見て、「これ、アップなの?」って言っていました。

そのあとの本格的な練習に入るときに、例えばAとBの2種類の練習メニューがあったとして、その日はどっちをしますか?っていうときはしんどい方のメニューをします。
そしてその練習メニューが終わったあとに、残った方の練習メニューを半分する、っていうのを毎日します。

私は生徒と一緒に練習していましたが、授業準備、会議、生徒指導対応、生徒の補習などの理由をつけて練習をしないこともありました。(大前提として私は試合に出たりするわけじゃないので、練習しなくてもいいのですが…)
でもある日、「これって練習に行かないための言い訳だな」と思い、会議や緊急の生徒対応などの時間以外は一緒に練習するようになりました。

そのときは多くの人が”やらない理由探し”をするという意識を持っていませんでしたが、それから複数の学校で勤務して、いろいろな生徒や教師と関わる中で「人はやらない理由探しをするのが上手い」という認識を持つようになりました。

私が夜間の大学院に行こうと思ったときも、

  ・仕事が落ち着いたら
  ・子どもがまだ小さいから
  ・子どもがもう1人生まれて、妻さんが育休に入ったら

というように「やらない理由」はいくつでも作れました。
でも、それ以上に「やる理由」を探して大学院を受験し、今では「あのときのタイミングでよかった」と思っています。

私の新しいチャレンジについても同じです。

  ・子どもがもう1人生まれたら
  ・息子くんが小学生になったら
  ・もっとお金が貯まったら

のようにやらない理由というか、後回しにする理由はいくらでも出てきます。
でも「チャンスの神様には前髪しかない」という言葉があるように、今がチャンスだと思っています。
モチベーションが高いうちにチャレンジしたいと思います。

「今」を生きる

このブログのいくつかの記事で書籍紹介をしていますが、

  • 限りある時間の使い方
  • あした死ぬかもよ?人生最後の日に笑って死ねる27の質問

この2つは私のチャレンジに対して背中を押してくれた書籍だと思います。

特に印象に残っているフレーズは

  • みんなやりたいことを先送りにして、誰も「今」を生きていない
  • 「いつかやる。」あなたのいつかはいつですか?

の2つです。

「今を生きる」ということについて、学校の生徒達にこういった話をすることがあります。
みなさんにも同じような感じでお伝えするので考えてみてください。

「過去」、「現在」、「未来」、この3つの中で変えられるのはどれだと思いますか?

数学パパ

みなさんはどれだと思いますか?

   だいたいの生徒は「未来」と回答します。


「過去」は当然変えられませんよね。
だから変えられるのは「未来」だと思いますが、それも違います。

「未来」は「今」の延長です。
「現在」を変えない限り、「未来」が変わることはありません。

つまり、「今」を変えられない人に、「未来」を変えることは出来ません。
何かチャレンジしたいことがある人は、「今すぐ」に行動するべきなんです。

チャレンジするために、何か準備が必要でその準備が整っていなくても構いません。
なぜならその準備は永遠に終わらないからです。

もしその準備が終わったとしても、別の不安要素が出てきて結局行動できません。
先程も書いた「やらない理由」を作り始めます。

だから「準備が出来ていない」、「まだそのタイミングじゃない」と思って行動できていない人は、まず”行動する”ことを始めてください。
極端な言い方をすれば、”行動しながら準備をする”ようなイメージです。

【やりたいこと】世界一周旅行
【そのための準備】語学の勉強

と思っている人は、まず世界一周旅行に行ってください。
そして旅行の中で語学を勉強するってことです。

【やりたいこと】在宅ワークが出来るIT系の会社への転職
【そのための準備】プログラミングなどのITスキルの習得

と思っている人は、まず転職活動をしてください。
そして転職活動中、転職後にITスキルを磨いてください。

【やりたいこと】を実現するための【準備】って、やりながら覚えていく方が身につくスピードも圧倒的に早いと思います。
海やプールで泳げるようになるために、泳ぎ方の動画を見たり、陸の上でフォームの練習をするより、まず水の中に入ったほうが圧倒的に早く泳げるようになるのと同じです。

数学パパ

人間の適応能力って自分が思っているより高いと思います

経験のフィルターを手に入れることができる

数年前にX(旧Twitter)でこういう発信がありました。

昔読んだ記事で90歳くらいのお婆さんが、人生で後悔していることを聞かれて
「バイオリンを60歳の時にやりたいと思ったけど、もう遅いと思ってやらなかった。あれから始めてれば30年も演奏できてたのに」てのがあった。

– HRK (@hncgu) 2018年3月24日

何かを経験するのに「遅い」ということはないんです。
むしろ何かにチャレンジしてその経験を積むことで、残りの人生は”その経験を積んだというフィルター”で世界をみることができます。

このお婆さんの例では、もし60歳でバイオリンを始めていたら、残りの人生は”バイオリンの楽しさを知っているというフィルターで日常を過ごすことができる”ということです。

これは『富士山に登る』という経験をした人は、”富士山に登って、そのしんどさも達成感も、ご来光の眺めも知っているというフィルターで日常を過ごすことができる”ということです。

私の友人が大学卒業後にバックパッカーとして2~3ヶ月をかけて世界一周旅行に行きました。
その友人は世界一周旅行で色々な世界遺産をみたと思いますが、世界一周旅行以降はその経験をしたというフィルターで世界をみれているのだと思います。
それに、その友人はかなり行動力のあるタイプでしたが、もしそのときに「ある程度貯金を貯めてから」と思っていたら、その後のコロナウィルスの流行によって、計画を断念せざるをえなかったかもしれません。
そうなっていたら、”世界一周旅行を経験したというフィルター”は手に入っていません。

数学パパ

チャレンジしたいことがある「今」がベストなタイミングです

まとめ

今回は【新しいチャレンジへの心構え【3選】】というタイトルで、私が今年挑戦しようと思っていること、その心構えについて紹介しました。

  1. やらない理由探し
  2. 「今」を生きる
  3. 経験のフィルターを手に入れることができる

①「やらない理由探し」は私がボクシングを始めた頃から、自分自身で気づいたことなので、自分の中の教訓として身についています。

このことに自分で気づけたのは、ボクシングを経験して良かったと思えることの1つです。そのことに気づいてから、友達でも職場でも「やらない理由」をつけて、何もしない人がとても多いことに気が付きました。
良いか悪いかということではなく、「やらない理由」を見つけてチャレンジしないのが人間
だということです。
だからこそ「やらない理由」じゃなくて「やる理由」を見つけて、行動出来るようにしていきましょう。

②『「今」を生きる』というのはありふれた格言や教訓でもありますが、もっと自分の事として考えてみてください。

「今」を生きている人と、「今」を生きていない人の違いをみれば、自分が「今」を生きているのはどうかがわかると思います。

  • 「今」を生きている人:「今」の人生を充実させている。
  • 「今」を生きていない人:「未来」の人生を充実させようとしている。
数学パパ

みなさんはどちらですか?

「今」を生きていない人を”「未来」の人生を充実させようとしている”と表現しましたが、何が起こるかがわからない「未来」を充実させることも大切です。
ただ、「未来」を充実させることを重視しすぎじゃありませんか?ということです。

これはみなさんが受けてきた”教育”に当てはめてみるとわかります。

まだ小さい頃から保育園(幼稚園)に入れられる。

保育園(幼稚園)に入ったら、小学校に行くための準備をさせられる。
小学校1年生になったら、2年生になるための準備。
2年生になったら3年生になるための準備。

そうやって高校まで行ったら、今度は大学に行く準備をする。
そして大学では、社会にでる準備をする。

社会に出て、いよいよ「今」を充実させるかというとそうではない。
次は老後の準備をする。

誰も「今」を生きていないと思いませんか?

次の段階のための準備をすることがダメだということではありません。
私が感じるのは、多くの人は「未来」のことを気にし過ぎているということです。
もちろん私も心配性な性格なので、未来に備える準備はしっかりしておきたいです。
ただそういった人生を40年以上続けていて、本当の意味で「今」を生きていないんじゃないかと思いました。

「今」を生きて「今」を充実させるからこそ、「未来」が充実するものだと思います。

③経験のフィルターを手に入れることができることでその後の人生の見え方は大きく変わると思います。
特に私は”経験”は人を劇的に成長させると思っています。

『百聞は一見にしかず』という言葉がありますよね。
人から100回聞くより、実際に自分の目で1回見るほうがよくわかる。という意味です。

それ以上に『百見は一体験にしかず』だと思います。
自分の目で100回見るより、実際に自分で1回体験するほうがよくわかる。という意味です。

人生の早い段階でいろいろな経験をしていれば、早い段階で”経験のフィルター”で世の中を見れるのでその後の人生でも多様な考え方ができるはずです。
それに人生の早い段階でチャレンジしていれば、その後もチャレンジすることのハードルが下がって、もっといろいろなチャレンジが出来るようになります。

私は人生の価値はどんな経験をしたか、どんな生き方をしたか、で決まると思っています。そのチャレンジが失敗したとしても、チャレンジしたことで得られることの方が大きいと思います。

数学パパ

『やって失敗したことの後悔よりも、何もやらなかったことの後悔の方が大きい』って言いますよね

私の新しいチャレンジについては個人の特定につながってしまうので、具体的な内容について記述できません。そのためこの記事自体が具体性のないフワッとした内容になってしまっていると思います。
すいません。
またそのチャレンジが成功したら、このブログでも紹介させてください。

ということで、今日の授業を終わります。