どうも!こんにちは、1児の数学教師です。(^o^)/
今から限りある人生の過ごし方についての授業を始めたいと思います。
「教員は辞めたい。でも、教えることは好きなんだよな」
「塾や予備校なら、今の経験がそのまま活かせるんじゃないか?」
「でも、年収は下がるって聞くし、実際どうなんだろう」
学校は辞めたいけれど教育からは離れたくない。
そんな先生にとって塾・予備校は最初に思い浮かぶ転職先ではないでしょうか。
そこのみなさん、その発想はとても現実的です。
教員から塾・予備校への転職は、実際に多くの人が選んでいるルートです。
授業力という最大の武器をそのまま持ち込めるので、未経験の業界に飛び込むよりずっとハードルが低いのです。
ただし、「学校の延長」だと思って入るとギャップに苦しむことにもなります。
さっそく結論からお伝えします。
授業力を活かせるが「営業」の視点が必要になる!
教員から塾・予備校への転職は成功しやすいルートです。
理由は、授業力・生徒対応力という即戦力スキルをそのまま持ち込めるから。
ただし、決定的に違う点が1つあります。
塾・予備校は「教育機関」であると同時に「サービス業」だということです。
学校は、生徒が来るのが前提の場所です。
でも塾は選ばれなければ生徒が来ません。
だから、授業の質だけでなく
✅️生徒に選ばれ続ける
✅️保護者に納得してもらう
が仕事に含まれます。
ここを理解して入れば教員経験は強力な武器になります。
教えるスキルは同じ。でも、立ち位置が変わります。
この記事では、
- 教員が塾・予備校に向いている理由
- 学校とは決定的に違う3つのポイント
- 年収と働き方のリアル
- 向いている人・向いていない人
を、順番に説明していきます。
ぜひ最後まで読んで、明日から実践できるヒントをつかんでください。
私は15年以上公立高校の教師として数学を教えていましたが、そのときの働き方に疑問を感じ、国立大附属高校に転職しました。
私のプロフィールに興味のある方はコチラ→🔗1児の数学教師ってどんな人?(準備中)
今回の授業のテーマは【教員から塾・予備校への転職】です。
私も大学3~4年生のときに「学校の先生」になるか、「予備校(塾)の先生」になるか、でめちゃくちゃ悩みました。
正直な気持ち的には「学校の先生」3割:「予備校の先生」7割ぐらいに傾いていました。
大手予備校の夏期講習や冬期講習に申し込んで、有名な数学講師の方に相談にもいきました。
塾・予備校の先生になることのメリットは「授業に専念できる」という部分です。
自己紹介プロフィールにも書いていますが、私はそもそも教科指導(授業)がしたくて教員を目指しました。
でも、高校は勤務先によって授業内容が大きく変わりますよね。
実際、私も偏差値50以上の高校に勤めるのに10年以上かかりました。
一方で「塾」=「勉強する場所」というイメージがあるので、(親に強制的に行かされる生徒がいたとしても)勉強しようとしない生徒にはある程度強制力をもって指導できます。
さらに私は「わかりやすく教える」という部分に自信があったので、自分の力で自分の授業の受講生を増やすことにも自信がありました。
私の希望する「授業に専念できる」という部分と、「授業力次第でトップ講師になれる」という部分は大きく合致しています。
最終的に「予備校(塾)の先生」ではなく、「学校の先生」を選んだ理由は、担任をもって一緒に学校行事に取り組めるという部分でした。
今振り返ってみてもそのときの決断は間違ってなかったと思いますが、私の将来的な計画の中に「早期退職して予備校の先生になる」という選択肢もあります。
転職を考えたみなさんの選択肢に塾・予備校があるのもめちゃくちゃ理解できます。
みなさんのスキルである「教えること」を続けながら、働く環境を変えられるように。
まずは一緒に、塾・予備校がどんな職場なのかから確認していきましょう。
塾・予備校のリアル【メリット・違い・お金】
教員が塾・予備校に向いている3つの理由
まず、なぜ教員が塾・予備校で歓迎されるのかを整理します。
理由①:授業力がそのまま通用する
これが最大の強みです。
塾・予備校の仕事の中心は授業。
毎日教壇に立ってきた教員はまさに即戦力の人材です。
未経験の業界に転職するとゼロから学び直しになりますが、この道なら初日から力を発揮できます。
理由②:生徒・保護者対応の経験が武器になる
塾業界では保護者面談や進路相談も重要な業務です。
学校で毎年こなしてきた面談や進路指導の経験をそのまま活かせます。
むしろ、学校現場での対応経験は、塾業界の人から見ると「厚みのある経験」として評価されます。
理由③:教員免許・指導実績が評価される
教員免許は必須ではありませんが、持っていることは信頼につながります。
「元教員の先生」という肩書きは保護者への安心材料にもなるため、採用側にとってメリットがあるのです。
教員経験は、この業界では「ブランク」ではなく「実績」です。
学校とは決定的に違う3つのポイント
ここが1番大事です。
「学校と似ているだろう」と思って入ると必ずギャップに苦しみます。
正直にお伝えします。
違い①:生徒は「お客様」になる
学校では、生徒は教育・指導の対象です。
しかし塾では、生徒と保護者は月謝を払ってくれるお客様です。
・成績が上がらなければ、辞められてしまう
・満足度が低ければ、クレームになる
・「厳しく叱る」が通用しにくい場面がある
この立ち位置の変化に戸惑う元教員は少なくありません。
教育的な信念とサービス業としての現実のバランスを取る必要があります。
違い②:勤務時間が「夜型」になる
これは生活が大きく変わるポイントです。
塾・予備校は、生徒が学校を終えてから来る場所です。
そのため、勤務時間は昼過ぎから夜遅くというシフトが一般的です。
・朝はゆっくりできる
・でも、帰宅は22時を過ぎることもある
・家族の生活リズムと合わなくなる可能性がある
小さいお子さんがいる方はこの部分を家族とよく話し合ってください。
「部活動がなくなって時間ができる」と思っていたら、夜の時間がなくなった、というケースがあります。
違い③:数字で評価される
学校では成果が数字で厳密に評価されることはあまりありません。
しかし塾業界では、
・担当クラスの生徒数
・継続率(辞めずに続けてくれるか)
・合格実績
といった数字が、評価に直結します。
この「数字で見られる」文化は教員にとって最初のカルチャーショックになりがちです。
教えることは同じでも、評価のされ方はまったく違います。
年収は上がる?下がる? ⇒ 働き方次第で大きく変わります
みなさんが1番気になるであろう年収の話をします。
正直にお伝えすると、一概には言えません。
塾・予備校業界は雇用形態や地域・役割によって年収の幅がとても大きい業界だからです。
年収が下がりやすいケース
公立教員は勤続年数で着実に給料が上がる仕組みなので、40代以降の方が転職すると下がる可能性は高めです。
年収が上がる・維持できるケース
特に、教室長など「運営・マネジメント」に進むルートは年収を上げやすい道です。
学年主任や分掌主任の経験がある先生は、このポジションを狙うと評価されやすくなります。
正確な条件は求人によって本当にバラバラです。
転職エージェントに希望年収を伝えて、実際の求人を見せてもらうのが確実です。
「塾は年収が下がる」は思い込み。ポジション次第です。
あなたはどっち?向き・不向きと第3の選択肢
向いている人・向いていない人
正直に両方書きます。
向いている人
向いていない人
とくに1つ目は重要です。
「授業より、生徒の人生に関わることが好き」という方は、塾に移ると物足りなさを感じる可能性があります。
自分が教員の仕事の「どこ」が好きなのか。ここを見極めてください。
塾・予備校以外の「教育に関わる道」もあります
「教育からは離れたくない」という理由で塾を検討している方に選択肢をもう少しお伝えします。
・EdTech企業(教育系IT企業):教材開発、コンテンツ制作など
・教育系の出版社:参考書・教材の編集
・通信教育・オンライン教育のサービス運営
・大学職員:教育機関だが、事務・企画職
・教育系の人材サービス:塾や学校への人材紹介
「教える」以外にも教育に関わる仕事はたくさんあります。
塾一択で考えず、幅広く見てみると意外な選択肢が見つかることがあります。
こうした求人は一般に公開されていないことも多いので、転職エージェント経由で探すのが効率的です。
教育の仕事は、学校と塾だけではありません。
転職を進めるときの3つのポイント
実際に動くときに気をつけたいことをまとめます。
- 在職中に活動する
- 勤務時間と休日を必ず確認する
- 職務経歴書で「授業実績」を数字にする
ポイント①:在職中に活動する
これは何度もお伝えしている鉄則です。
辞めてから探すと、焦って条件の悪い塾を選んでしまいます。
ポイント②:勤務時間と休日を必ず確認する
「学校より楽になるはず」という思い込みが後悔の原因になります。
応募前に、実際の勤務時間・休日数・繁忙期(受験シーズン)の忙しさを必ず確認してください。
ポイント③:職務経歴書で「授業実績」を数字にする
「授業をしていました」ではなく、「担当学年◯名、週◯時間の授業を担当。◯年間で延べ◯名を指導」と数字で書くと、評価がまったく変わります。
そして、このブログで何度もお伝えしている教員の転職の大原則があります。
①転職は後出しジャンケンと同じ
②転職にはリスクがあるけど、転職活動はノーリスク
③学校現場に戻る道もある
「転職」と「転職活動」は、まったくの別物です。
転職活動は、いわば市場調査。
転職に向けて動いてみて、いい話がなければ、今の学校に残ればいいだけ(ノーリスク)。
授業に専念できてこれまでのスキルが生かせる塾や予備校への転職は魅力的です。
でも「内定がでる」=「教員を辞める」というわけではありません。
年収や勤務体制などの条件が出てから行くか残るかを選べる。
だから「後出しジャンケン」なのです。
興味があるなら転職エージェントに登録することをオススメします。
よくある質問
Q. 教員免許は必要ですか?
- 塾・予備校の講師に、教員免許は必須ではありません。ただし、持っていることは信頼につながり、採用時のプラス材料になります。
Q. 年度途中でも転職できますか?
- 塾業界は、学校ほど年度に縛られません。ただし受験シーズン(1〜3月)は繁忙期のため、採用のタイミングは求人によって異なります。
Q. 集団指導と個別指導、どちらが向いていますか?
- 学校での授業に近いのは集団指導です。個別指導は一人ひとりに向き合う形なので、生徒指導や面談が得意な方に向いています。
Q. 40代・50代でも転職できますか?
- 可能です。特に教室長やマネジメント職では、学校での主任経験が評価されます。ただし講師職一本だと、年齢が上がるほど選択肢は狭まる傾向があります。
まとめ:授業が好きなら有力な選択肢です
今回は教員から塾・予備校への転職について、お話ししてきました。
授業力を活かせるが「営業」の視点が必要になる!
教員から塾・予備校への転職は授業力・生徒対応力がそのまま活かせるので成功しやすいルートです。
ただし、決定的に違う点が1つあります。
塾・予備校は民間企業なので数字で評価されるということです。
学校でも年に2~3回は「授業に関するアンケート」が実施されています。
そこの数値がどれだけ低くても給与には影響しません。
塾・予備校は「成績を上げること」を目的としています。
その目的が達成されていなければ、保護者や子どもたちからは選ばれない場所です。
その分、生徒指導や行事の準備、分掌の仕事などはないので、授業以外の時間のほとんどを授業準備に使うことができます。
しかも「元教員」という肩書は塾の関係者・保護者・子どもからも評価される部分です。
他にも
・学校の先生と塾の先生の働き方の違い
・勤務時間は夜型になる。家族との時間に影響する
・年収はポジション次第。教室長など運営側に進めば上がる道もある
・「授業が好き」なら向いている。「生活指導が好き」なら物足りないかも
ということをお伝えしてきました。
学校を辞めたいけれど教えることは続けたい。
その気持ちを大切にしながら環境を変えられるのがこの道の魅力です。
まずは、実際にどんな求人があるのか、条件はどうなのかを知ることから始めてみてください。
転職エージェントに「教育業界を希望」と伝えれば、塾以外の選択肢も含めて紹介してもらえます。
私はこのブログを通じて、多くの人に
✅️いつでも転職出来る状態にする
✅️やりたいことを仕事にする
✅️仕事を通して自己実現を目指す
ということが出来るようになってほしいと本気で考えています。
すべての働く人がいつでも転職できるだけの「市場価値」を持てたとしたら、みなさんの生き方すらも変わると断言できます。
今すぐ辞める状況ではなく、「次の職場を探しながら考えたい」という先生は、転職エージェントに相談するところから始めるのもおすすめです。
それだけで、みなさんの選択肢は確実に増えます。
▶転職の全体像を知りたい方は完全ガイドへ
これからも仕事を通して「目指すのは大好きな自分」を実現するための発信をしていきたいと思います。
ということで、今日の授業を終わります。






