どうも!こんにちは、1児の数学教師です。(^o^)/
今から限りある人生の過ごし方についての授業を始めたいと思います。
「いじめられているわけでも、パワハラを受けているわけでもない」
「生徒はかわいいし、同僚にも恵まれている。給料だって安定している」
「なのに、どうしても『辞めたい』という気持ちが消えない」
このように自分の気持ちの説明がつかなくて、苦しんでいる先生はいませんか。
そこのあなた、その感覚はワガママでも、甘えでもありません。
むしろ、明確な理由がないのに辞めたいと感じるのは、みなさんが自分の人生と真剣に向き合っている証拠です。
そして、この状態を放っておくとじわじわと心をすり減らしていきます。
なぜなら「理由がない」ということは「誰にも相談できない」ということだからです。
こまかい話に入る前に、結論からお伝えします。
理由がないのではなく「まだ言葉になっていない」だけ
「辞める理由がない」のではありません。
理由は確実にあります。
ただ、それがまだ言葉になっていないだけです。
この記事では、
- 理由がないのに辞めたくなる、本当の正体
- そのモヤモヤを言葉にする方法
- 辞めずに、リスクなく確かめる方法
を、お話しします。
ぜひ最後まで読んで、明日から実践できるヒントをつかんでください。
私は15年以上公立高校の教師として数学を教えていましたが、そのときの働き方に疑問を感じ、国立大附属高校に転職しました。
私のプロフィールに興味のある方はコチラ→🔗1児の数学教師ってどんな人?
今回の授業のテーマは【教員を「辞める理由がないのに辞めたい」|その違和感の正体を現役教員が解説】です。
人が何かを「嫌だ」と感じるとき、その感覚は必ず何かを教えてくれています。
🌀このまま同じ日々が続くことへの不安
🌀自分が成長していない感覚
🌀やりたかったことが、できていない現実
こういったものは、パワハラや長時間労働のように、はっきり指摘できるものではありません。
だから「理由がない」と感じてしまうのです。
みなさんが自分の気持ちに納得できるように。
まずは一緒に、その違和感がどこから来ているのかを確かめていきましょう。
なぜ「理由がないのに辞めたい」と感じるのか
はっきりした不満がないのに辞めたくなる。
この現象には、教員特有の理由があります。
理由①:この先の景色が、全部見えてしまうから
教員はキャリアの見通しが立ちやすい仕事です。
10年後、20年後、自分がどんな仕事をして、いくらもらっているか。
だいたい想像がついてしまいます。
安定は大きなメリットですが、裏を返せば「この先、大きな変化がない」ということでもあります。
この既視感が、じわじわと「このままでいいのか」という気持ちを育てていきます。
理由②:「成長している感覚」が薄れるから
最初の数年は覚えることばかりで必死です。
でも、5年、10年と経つうちに、たいていの業務は回せるようになります。
そのとき、ふと気づくのです。
「自分は去年と比べて、何かできるようになっただろうか」と。
この停滞感は、まじめに働いてきた人ほど強く感じます。
理由③:教員以外の世界を知らない不安があるから
教員のみなさんは大学を出てすぐ学校に入り、そのまま学校の中だけで働き続ける人が多い職業です。
「自分は、学校の外で通用するのだろうか」
「他の世界を知らないまま、人生が終わっていいのだろうか」
この問いは、不満とは違う種類の静かな不安です。
理由④:本当にやりたかったことと、ズレているから
これは、私自身の経験でもあります。
私は進学指導がしたくて教員になりましたが、勤務先はずっと生徒指導が中心の学校でした。
生徒も同僚も好きだったのに「何かが違う」という感覚がずっと消えなかった。
不満があるわけではない。
でも、自分が本当にやりたかったことができていない。
この静かなズレは、外からは見えないぶん、誰にも相談できません。
🔗「公立高校から国立大附属高校へ転職した話【現役教員のリアル体験談】」の記事(準備中)
不満はないのに満たされない。これは、贅沢な悩みではありません。
その気持ちを「言葉」にする3つの質問
モヤモヤの正体をつかむために、自分に問いかけてほしい質問を3つ用意しました。
紙に書き出しながら考えてみてください。
質問①:10年後も同じ仕事をしている自分を想像できますか?
想像したときに、体が重くなる感じがしたら、それは立派なサインです。
逆に「それも悪くないな」と思えたなら、今の環境で工夫する道もあります。
質問②:仕事のどの瞬間に、心が動きますか?
・授業を作っているとき
・生徒の成長を見たとき
・同僚と何かを企画しているとき
心が動く瞬間がどこにあるかで、あなたが大切にしているものが見えてきます。
もし「心が動く瞬間が思い出せない」なら、それは環境を変えるべきサインかもしれません。
質問③:教員以外の仕事を、一度でも本気で調べたことがありますか?
ほとんどの先生が「ない」と答えます。
でも考えてみてください。
私たちは生徒に「視野を広げなさい」「いろんな道を調べなさい」と教えています。
それなのに、自分自身は1つの道しか見ていない。
「辞めたい」の正体が、実は「他の世界を知らないことへの不安」だったというケースは、本当に多いです。
答えが出なくても大丈夫。問いかけること自体に意味があります。
辞める理由がなくても、動いていい? ⇒ 動いていいんです
ここが、この記事で一番お伝えしたいところです。
多くの先生は、
「はっきりした理由がないのに転職活動をするなんて、失礼だ」
「不真面目だ」
と考えてしまいます。
まじめな人ほどそうです。
でも、それは違います。
転職活動は
❌️「辞める決意をした人がやること」ではありません。
⭕️「自分の選択肢を知るためにやること」です。
転職活動は、健康診断のようなもの
体調が悪くなくても、健康診断は受けますよね。
それと同じです。
・自分の市場価値はどのくらいか
・教員経験は、外でどう評価されるのか
・どんな仕事が、自分に向いていそうか
これを知るだけで、モヤモヤの正体がはっきりします。
そして多くの場合、「意外と自分は評価される」とわかって気持ちが軽くなります。
そして、動いてもいいし、辞めなくていい
このブログでお伝えしている転職の大原則を紹介しますが、その1つ目に注目してください。
①転職は後出しジャンケンと同じ
②転職にはリスクがあるけど、転職活動はノーリスク
③学校現場に戻る道もある
『転職は後出しジャンケンと同じ』
転職活動をして良い話がなければ、今の学校に残ればいいだけです。
内定が出てから、行くか残るかを選べる。
だから「後出しジャンケン」なのです。
実際、転職活動をした結果、「今の仕事も悪くないな」と気づいて学校に残る先生もいます。
それも立派な成果です。
・「選べる状態」で今の仕事を続けるのと、
・「ここしかない」と思って続けるのとでは、
心の重さがまったく違います。
具体的にどう動けばいいかは、転職エージェントに無料で相談するのが一番早いです。
「まだ辞めると決めていません」と正直に伝えて大丈夫です。
転職活動は「辞めるための行動」ではなく「知るための行動」です。
このモヤモヤを放っておくとどうなるのか
最後に、少し厳しい話もしておきます。
「理由がないから」と自分の気持ちにフタをし続けると、こうなりがちです。
🌀年齢を重ねて、転職の選択肢が減っていく
🌀モヤモヤが積み重なって、ある日突然、限界がくる
🌀「あのとき動いていれば」という後悔が残る
特に怖いのが、限界がきてから慌てて辞めるパターンです。
追い詰められた状態では冷静な判断ができず、条件の悪い転職をしてしまいます。
だからこそ、まだ余裕がある「理由がないけどモヤモヤする」という今の段階が、実は1番いいタイミングなのです。
追い詰められる前に動ける人が1番得をします。
よくある質問
Q. 明確な不満がないのに転職活動をするのは、失礼ではないですか?
- まったく問題ありません。転職エージェントには、あなたと同じように「まだ迷っている」段階で登録する人がたくさんいます。正直に「情報収集の段階です」と伝えれば大丈夫です。
Q. 「甘えでは?」と自分を責めてしまいます。
- 甘えではありません。恵まれた環境でも、自分に合わないと感じることはあります。あなたの感覚を、他人の基準で否定しないでください。
Q. 同僚や家族に相談してもいいですか?
- 同僚への相談は慎重に。噂が広まる可能性があります。家族には話しておくのがおすすめですが、まずは利害関係のない転職エージェントに相談するのが一番安全で、客観的な意見がもらえます。
Q. 転職活動を始めたら、辞めなければいけませんか?
- その必要はまったくありません。内定が出てから、行くか残るかを選べます。動いた結果「残る」という結論も、立派な成果です。
まとめ:言葉にならない違和感こそ、大切にしてほしい
今回は「辞める理由がないのに辞めたい」という気持ちについて、お話ししてきました。
理由がないのではなく「まだ言葉になっていない」だけ
繰り返しますが「辞める理由がない」のではありません。
理由は確実にあります。
その言葉にならない違和感こそ、大切にしてほしいと思っています。
他にも
・「理由がないのに辞めたい」と感じる理由を4つ
・モヤモヤを言葉にできる3つの質問
・理由が明確でなくても、動いていい。転職活動は健康診断と同じ
・余裕がある今こそ、動くのに一番いいタイミング
ということをお伝えしてきました。
人が何かを「嫌だ」と感じるとき、その感覚は必ず何かを教えてくれています。
🌀このまま同じ日々が続くことへの不安
🌀自分が成長していない感覚
🌀やりたかったことができていない現実
この感覚は、〇〇ハラスメントのように、はっきり言葉で表すことができません。
だから「理由がない」と感じてしまうのです。
はっきりした理由がないぶん、この悩みは誰にも相談できず孤独になっていきます。
でも、みなさんと同じ気持ちを抱えている先生はたくさんいます。
まずはその違和感にフタをしないこと。
そして辞めるかどうかは決めないまま「知る」ことから始めてみてください。
それだけで心はずいぶん軽くなります。
▶転職の全体像を知りたい方は完全ガイドへ
みなさんの人生の主人公はみなさん自身です。
ということで、今日の授業を終わります。






