どうも!こんにちは、1児の数学教師です。(^o^)/
今から限りある人生の過ごし方についての授業を始めたいと思います。
「担任なのに途中で辞めたら生徒を裏切ることになる」
「あんなに慕ってくれる子たちを、見捨てるみたいで申し訳ない」
「受験を控えたこの学年を、放り出すなんてできない」
転職を考えたときこんな罪悪感で足が止まってしまう先生はたくさんいます。
その気持ちはみなさんが生徒を大切に思っている証拠です。
やさしくて、責任感が強い先生だからこそ抱く感情です。
決して悪いことではありません。
でも、その罪悪感がみなさん自身の人生をしばりつけているとしたら。
少しだけ立ち止まって考えてほしいのです。
私は「自分の人生を生きること」を生徒に見せることも教育の1つだと断言できます。
しかもそれは教科書には載っていないホンモノの教育です。
では、さっそく転職することは生徒への裏切りなのかの結論を申し上げます。
先生が学校を辞めても、生徒は裏切られたとは思いません。
もちろん寂しがる子はいるでしょう。
「先生、行かないでよ」と言われるかもしれません。
でも、それは「寂しい」であって「裏切り」とはまったく別のものです。
みなさんが「自分の人生のために新しい道を選ぶ」=「生徒を裏切る行為」だと考える必要はまったくありません。
むしろ、我慢して消耗し続けるみなさんを見せることのほうが生徒にとってよくない場合もあるのです。
みなさんが感じている罪悪感は優しさの裏返しです。
この記事では
- なぜ教員は「転職=裏切り」だと感じてしまうのか
- その罪悪感を解きほぐす5つの考え方
- それでも残る罪悪感との付き合い方
を、順番に説明していきます。
ぜひ最後まで読んで、明日から実践できるヒントをつかんでください。
私は15年以上公立高校の教師として数学を教えていましたが、そのときの働き方に疑問を感じ、国立大附属高校に転職しました。
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今回の授業のテーマは【「生徒を裏切る」という罪悪感との向き合い方】です。
おそらくみなさんの多くが教員という仕事を目指したときに「自分が担任を持つ」というイメージをもったと思います。
それから実際に自分のクラスを担当して、自分のクラスの生徒と過ごす時間って教員にとっての醍醐味ですよね。
自分のクラスの生徒は他のクラスの生徒よりもかわいいし、期待してしまうものだと思います。
特に卒業生を送り出したことのある先生なら、卒業式の日の「先生、ありがとう」は何事にも替えられない瞬間ですよね。
「担任を持つ」ことは教員という仕事の根幹といっても大げさではありません。
そんなみなさんが転職を考えたときに思い浮かぶことの1つが「自分のクラスの生徒はどうなるんだろう?」ということです。
・生徒が悲しむのに自分はやりたい道に進んでもいいのか
・生徒は来年からどうなるんだろう
というようなことが気になって転職を躊躇してしまう人もいるはずです。
転職を考えたみなさんが、自分の人生を選ぶことにうしろめたさを感じずにすむように。
まずは一緒にその罪悪感の正体から解きほぐしていきましょう。
罪悪感の正体を知れば心が少し軽くなります。
なぜ教員は「転職=裏切り」だと感じてしまうのか
そもそも、なぜ他の仕事をしている人よりも教員は「裏切り」という罪悪感を強く感じるのでしょうか。
3つの理由があります。
理由①:相手が「子ども」だから
教員の仕事相手は成長途中の子どもたちです。
自分を頼りにしてくれる存在を前にすると「見捨てられない」という気持ちが強くなるのは当然です。
責任感が強い先生ほどそう感じます。
理由②:「担任制」というしくみ
多くの学校は担任制です。
「このクラスは、私が1年間責任を持つ」という意識が良くも悪くも強く働きます。
だから年度の途中で抜けることに大きな抵抗を感じてしまうのです。
理由③:まわりの「空気」
職員室には「教員を辞める=逃げ」「子どもを見捨てる」といった空気がまだ残っている学校もあります。
その空気の中にいると自分でも「裏切りかもしれない」と思い込んでしまいます。
罪悪感の正体は「みなさんのやさしさ」と「まわりの空気」なんです。
「裏切り」という罪悪感を解きほぐす5つの考え方
ここからは、その罪悪感を少し軽くするための5つの考え方をお伝えします。
- 生徒は思っているよりずっとたくましい
- 我慢し続ける姿を見せるのは生徒のためにならない
- 「先生が自分の人生を選ぶ姿」こそ最高の授業
- 学校は「組織」。一人が抜けても回る
- 「裏切りだ」と言う人はみなさんの人生の責任を取らない
〔考え方①〕生徒はみなさんが思うよりずっとたくましい
先生が代わることは、生徒にとって珍しいことではありません。
転勤も、産休も、病気休職もあります。
生徒は、そのたびに新しい先生を受け入れ、ちゃんと成長していきます。
みなさんが抜けた穴は次の先生が埋めてくれます。
それが学校という仕組みです。
〔考え方②〕我慢し続けるみなさんは生徒のためにならない
考えてみてください。
毎日つらそうで心も体もすり減った先生と、生き生きと働く先生。
生徒にとってどちらがいい先生でしょうか。
無理を続けて笑顔を失った先生でいるより、自分に合った場所で元気に生きているみなさんのほうが、きっと生徒にとっても幸せなはずです。
〔考え方③〕「先生が自分の人生を選ぶ姿」こそ最高の授業
私たちは日ごろ、生徒に「自分のやりたいことに挑戦しよう」「自分の人生を大切にしよう」と教えています。
その先生自身が自分の人生を選ばずに我慢していたら、言葉に説得力がありません。
みなさんが勇気を持って新しい道を選ぶ姿は、どんな授業よりも生徒の心に残る、生きたお手本になります。
〔考え方④〕学校は「組織」。一人が抜けても回る
つらいようですが、大切な事実です。
学校は組織であり、一人の先生が抜けても回るようにできています。
「自分がいないと、この学校(この生徒)はダメになる」と思い込むのは、責任感の強い先生が陥りやすい思い込みです。
みなさんの代わりはいます。
だからこそ、みなさんは自分の人生を優先していいのです。
〔考え方⑤〕「裏切りだ」と言う人はみなさんの人生の責任を取らない
もし誰かに「無責任だ」「裏切りだ」と言われても、その人はみなさんの人生を代わりに生きてはくれません。
みなさんが心や体を壊しても責任を取ってくれません。
みなさんの人生に責任を持てるのはみなさん自身です。
他人の言葉より自分の心の声を大切にしてください。
みなさんが幸せでいることが生徒にとっても1番の教育です。
罪悪感とうまく付き合う方法
それでも罪悪感が残るなら「辞め方」を工夫しよう
考え方はわかってもやっぱり罪悪感がゼロにはならない。
それが普通です。
その場合は「辞めるかどうか」ではなく「どう辞めるか」を工夫しましょう。
〔工夫①〕退職のタイミングは年度末に合わせる
どうしても「学年の途中で抜けたくない」なら、年度末での退職を目指して、今から準備を始めればいいのです。
転職活動そのものは、在職中に少しずつ進められます。
〔工夫②〕引き継ぎをていねいにする
自分が担当してきたことを次の先生にきちんと引き継ぐ。
それだけで、「やるべきことはやった」と、自分自身が納得できます。
〔工夫③〕「言い出せない」なら頼れる手段もある
管理職に退職を切り出すのが精神的にどうしても難しい。
そんなときのために、退職の手続きを代わりに進めてくれるサービス(退職代行)もあります。
ただし、公立教員(地方公務員)は法律の扱いが特殊なので、業者選びには注意が必要です。
辞めることに罪悪感があるなら、せめて「気持ちよく辞める工夫」をしましょう。
まず「辞める」と決めなくていい ⇒ 知るだけでいいんです
ここまで読んで、まだ気持ちが揺れている方へ。
大事なことをお伝えします。
今すぐ「辞める」と決める必要はまったくありません。
転職活動をすること自体には何のリスクもないからです。
①転職は後出しジャンケンと同じ
②転職にはリスクがあるけど、転職活動はノーリスク
③学校現場に戻る道もある
情報を集める→自分の市場価値を知る→それでも「やっぱり学校がいい」と思ったら残ればいいのです。
生徒に何も告げる必要はありません。
でも「選べる状態」を作っておくだけで明日からの気持ちはずいぶん軽くなります。
まずは転職エージェントに無料で相談してみるところから始めてみましょう。
エージェントには「まだ迷っています」と正直に伝えて大丈夫です。
知ることは、裏切りではありません。
よくある質問
Q. 受験学年の担任です。それでも辞めていいですか?
- 年度末での退職を目指せば、受験を見届けてから辞められます。ただし、心身が限界なら、年度途中でも辞めていいのです。みなさんの健康が最優先です。
Q. 生徒に転職することを伝えるべきですか?
- いつ、どう伝えるかは学校の方針によります。管理職と相談しながら決めましょう。自分から先に生徒へ伝えるのは、混乱のもとになるので避けてください。
Q. 「見捨てるのか」と同僚に言われました。
- その言葉は、みなさんの人生の責任を取ってくれるものではありません。みなさんが抜けても学校は回ります。自分の決断を信じてください。
Q. 罪悪感が消えません。どうすればいいですか?
- 消えなくて当然です。無理に消そうとせず、「ていねいに引き継ぐ」「年度末に辞める」など、納得できる辞め方を工夫しましょう。罪悪感は、みなさんのやさしさの証拠です。
まとめ:自分の人生を生きることは裏切りではありません
今回は「転職は生徒への裏切りではないか」という罪悪感についてお話ししてきました。
先生が学校を辞めても、生徒は裏切られたとは思いません。
もちろん寂しがる子はいるでしょう。
「先生、行かないでよ」と言われるかもしれません。
私も公立高校で勤務していたときに高校1年、2年を担当していた学年を転勤で離れるときは、かなりつらかったです。
生徒からも「どうしてこのタイミングで転勤なんですか?」と言われたりもしました。
でも、転勤が決まっても何も言われない先生もいたので、これだけ生徒が寂しがってくれるのは自分の関わりが間違ってなかったんだな、と感じる瞬間でもありました。
私立高校の専任教員でない限り、「教師は転勤する」ことが普通です。
そう考えると、転職をして学校を離れることは決して裏切りではありません。
他にも
・我慢し続ける姿より、生き生きした姿のほうが、生徒のためになる
・自分の人生を選ぶ姿こそ最高の教育
・罪悪感が残るなら「辞め方」を工夫すればいい
・今すぐ辞めると決めなくていい。まずは知るだけでいい
ということをお伝えしてきました。
生徒を大切に思う気持ちはみなさんの宝物です。
でも、その気持ちを自分を縛る鎖にしないでください。
みなさんが「自分の人生を大切に生きること」、それは決して裏切りではありません。
むしろ生徒に1番見せたい生き方のはずです。
まずは「知る」ことから小さく始めてみてください。
今の学校に残る道も、新しい道も、どちらも選べる状態を作っておきましょう。
それだけで、みなさんの選択肢は確実に増えます。
▶転職の全体像を知りたい方は完全ガイドへ
私はこのブログを通じて、多くの人に
✅️いつでも転職出来る状態にする
✅️やりたいことを仕事にする
✅️仕事を通して自己実現を目指す
ということが出来るようになってほしいと本気で考えています。
すべての働く人がいつでも転職できるだけの「市場価値」を持てたとしたら、みなさんの生き方すらも変わると断言できます。
ましてや、みなさんは教師として子どもたちに対して
「やりたいことがあるなら挑戦しよう」
「夢を叶えるために頑張ろう」
「人生は1回しかないよ」
というような話をしていると思います。
子どもたちにそういった話をしているみなさんが転職を考えたのなら、
それは挑戦するタイミングです。
教師が挑戦しないのに、子どもが挑戦するわけありません。
挑戦している教師の姿を子どもたちに見せることも教育の1つ。
これからも仕事を通して「目指すのは大好きな自分」を実現するための発信をしていきたいと思います。
ということで今日の授業を終わります。






